需要予測支援システム「Forecast Pro」
世界の40,000ユーザ以上の先進企業で採用されている需要予測支援システムForecast Proは、予測業務プロセスの大幅な改善により、経営の効率化を推進します。精度の高い予測は、効率的な資材調達や資源配置の第一歩です。
Forecast Proは、最適な予測手法を自動的に選択する「エキスパートシステム」を備えています。必要に応じて予測モデルの調整も可能です。
エキスパートシステムは、実績データの傾向を分析し、最適な予測手法を自動選択し、予測モデルを構築します。分析内容が、テキスト形式で表示されるため、予測プロセスの詳細な分析と理解が可能です。エキスパートシステムによる科学的なアプローチは、予測業務から、人間の勘や経験によるバラツキを取り除き、業務の標準化とノウハウの継承を可能にします。
単一の予測手法があらゆるデータに適しているとは限りません。このためForecast Proでは、8つのモデルグループを用意しています。下の8つはその代表的なものです。エキスパートシステムが、最適なモデル選択とパラメータチューニングを行います。
移動平均法グループ |
実績値の期間が短いか、または、ある程度期間が長くても変動の激しいデータに適しています。 |
---|---|
指数平滑法グループ |
ホルト法、ウインターズ法など、12通りの指数平滑法モデルを有し、様々な特徴を持つデータに対応できます。予測に影響する要因が明確になっていない場合や、ボックス・ジェンキンス法を使うには、実績値の期間が短か過ぎたり、変動が大き過ぎる場合に適しています。 |
ボックス・ジェンキンス法グループ |
時系列の変化パターンが安定したデータには、ボックス・ジェンキンスモデルを適用します。モデルの構築は完全に自動化することもできますが、画面上でのインタラクティブな調整も可能です。 |
離散型モデルグループ |
クロストンモデル及び離散データモデルは、値の小さい、間欠型データに対して適しています。(例:ゼロが多く含まれるデータ等) |
動的回帰分析グループ |
予測時に考慮すべき要因の候補(天候や経済指標)がある場合は、動的回帰分析が適しています。独立(説明)変数、ラグ(時差)変数などを用いて、コクラン・オーカットモデルを構築します。推奨変数を自動列挙し、モデル構築プロセスを効率的に支援します。 |
曲線近似法グループ |
実績データの全体的な傾向を分析できます。直線、2次曲線、指数曲線、成長曲線の4種類の曲線をサポートしています。また、最適な曲線を自動選択させることもできます。 |
簡易モデル |
前年増加率、前年増加量、前年同一量、固定量等の簡易的な予測モデルが設定できます。 |
新製品・短ライフサイクル型モデル |
広告・店頭展示などの外力、口コミなどの内力を予測パラメータとするバスモデルや、過去の類似品をベースとする類似モデルは、新製品の新規立ち上がりや短ライフサイクル品の総量予測に適しています。 |
15,000品目の予測も1分程度で完了します*。パラメータを変更しながら、予測を繰り返すことが簡単にできます。
*投入データの期間や実行ハードウェア環境により予測所要時間は変動します。
在庫補充計画、生産計画、ERPなど、多様なシステムとの連携実績があります。
Excelファイルやテキストファイル、Access等のRDBから実績データを読み込み、予測を実行します。予測プロセスの内容を、分析履歴で詳細に出力します。グラフやテーブル上で予測値を評価・修正し、予測結果をExcelファイルやRDBに出力します。導入後、すぐに使用できます。コマンドラインから実行できるため、他システムとの連携も容易です。
その他、デモ・トライアル・導入相談など、お問い合わせも受け付けております