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第7回 在庫管理・需給調整の方法
「限られた倉庫を有効活用する倉庫管理の具体策とは?」

在庫管理・需給調整の方法コラム

【 需要予測と在庫可視化で効果倍増!在庫削減の基本ノート 】【 価格や見積もりについてのお問い合わせ 】

「倉庫のキャパを考えないで入庫しようとする」「倉庫在庫が山積みなのに生産してしまう」「どの倉庫にどの商品を置くべきかわからない!」「倉庫内の商品の配置場所がいい加減…」在庫管理における倉庫管理にはこのような課題があります。
「過剰」「欠品」をなくすための在庫管理は非常に重要ですが、在庫を保管する倉庫の存在も無視できません。限られた倉庫スペースを有効活用する倉庫管理の具体策はあるのでしょうか?

倉庫管理の課題

倉庫に保管されている在庫には保管費用がかかります。在庫を倉庫に眠らせたままでは、保管費用がかさみ、企業の収益悪化に直結します。
ところが、グロスで在庫を管理することはできても、なかなか倉庫と商品を紐付けて管理することはできず、次のような課題が生じてしまいます。

課題1:倉庫のキャパを考えないで入庫しようとする

担当する品目が多くなると、数字や目視では正確な判断ができず、すでに倉庫が満杯にもかかわらず入庫してしまいます。
このような場合、在庫は他の倉庫に保管されたり、外部の倉庫を探し出して、保管することになります。輸送費はかさみますし、外部倉庫の場合はムダな経費もかかります。

課題2:倉庫在庫が山積みなのに生産してしまう…

これも倉庫在庫を的確に把握していないことから犯してしまうミスです。倉庫の在庫を確認せずに、既存の生産計画に基づいて、機械的に生産してしまいます。生産開始の指示の都度チェックができればいいのですが、担当する品目が多いと手が回りません。
生産されてきた商品は過剰在庫となり、さらに倉庫を圧迫し、倉庫の在庫回転率が落ちて企業の利益率を低下させます。

課題3:どの倉庫にどの商品を置くべきかわからない!

複数倉庫を持っていると、在庫担当の悩みとなるのが、それぞれの倉庫の適正在庫です。地域やお客様の分布によって、倉庫単位で出庫量が異なっています。それらを詳細に把握して、在庫を分配したいのですが、これが困難です。
グロスで在庫の最適化にある程度成功しても、倉庫ごとの最適配置に課題が残っている企業が多いようです。

課題4:倉庫内の商品の配置場所がいい加減…

対象となる倉庫が1カ所であっても、その倉庫内の在庫配置が課題となります。頻繁に入出庫する製品を後方に配置すると、入れるのも出すのも手間となり、よけいな時間とコストがかかります。重い商品も奧に入れたり出したりするのは大変です。

アバウトな倉庫管理から脱却!倉庫と在庫をビジュアル化して判断

このような4つの課題を解決する具体策が、『SynCAS PSI Visualizer』です。
倉庫に存在する不良在庫を見つけだし、発注や生産を制御したり、倉庫単位の在庫最適化を支援します。

グラフの傾向から倉庫の不良在庫の抽出
【 グラフの傾向から倉庫の不良在庫の抽出 】

それでは、『SynCAS PSI Visualizer』を活用した倉庫管理の仕組みを詳しくご紹介しましょう。

在庫を可視化して回転率の低い商品の入庫予定を制限できる

なぜ、倉庫のキャパを超えた入庫が発生してしまうのでしょうか。それは現在の在庫状況を把握していないこと、そして新たな入庫で在庫がどのように変化するかがわからないからです。『SynCAS PSI Visualizer』は在庫回転率が低いにもかかわらず、入庫予定のある品目をアラート表示できます。不必要な入庫にストップをかけたり、サプライヤーに保管するか他拠点へ転送したりするなどの判断が可能となります。

入庫予定があり、在庫回転率の低いSKUをアラート表示
【 入庫予定があり、在庫回転率の低いSKUをアラート表示 】

在庫・生産・販売情報を可視化して入庫のタイミング・量を最適化できる

倉庫の在庫状況を把握せずに生産したらすでに在庫が山積みだった、タイミングを逸して欠品になってしまった…などというのはよくあることです。『SynCAS PSI Visualizer』は品目ごとに入庫抑止・入庫調整が検討できます。入庫・在庫・販売の実績と計画、及び在庫基準(安全在庫)を可視化、入庫や販売修正の在庫シミュレーションにより最適なタイミングでの入庫調整ができるようになります。

入庫量・タイミングの適正化
【 入庫量・タイミングの適正化 】

倉庫単位に在庫推移を比較して適正配置を支援できる

複数の倉庫に在庫を等しく分散することは効率的とはいえません。その地域で出庫の多い品目に絞り、他の倉庫では在庫を置かないという手段も考えられます。この判断を支援するのが『SynCAS PSI Visualizer』による倉庫ごとの在庫のグラフ表示です。
在庫量を倉庫単位に並べて表示したり、重ねて表示したりして比較。倉庫ごとの最適な分散化の判断が可能となります。

出荷頻度・回転率を軸にして倉庫内の商品の最適配置を判断できる

『SynCAS PSI Visualizer』では、倉庫内のどこにどの商品を配置すれば良いか?の判断を支援できます。
それが下記のLocator(ロケーター)です。

Locatorによる配置変更候補品のリストアップ
【 Locatorによる配置変更候補品のリストアップ 】

Locatorにより配置変更が必要な候補をリストアップし、最適な配置に近づけることができます。たとえば、在庫回転率と価格・サイズ・重量・利益率などを縦軸と横軸で示し、前方配置にするべき商品と後方に配置するべき商品を区分することができます。

在庫を可視化して倉庫管理の課題を解決

このように、『SynCAS PSI Visualizer』を活用することで、下記の4つの課題を解決できます。

  • 課題1:倉庫のキャパを考えないで入庫しようとする
  • 課題2:倉庫在庫が山積みなのに生産してしまう…
  • 課題3:どの倉庫にどの商品を置くべきかわからない!
  • 課題4:倉庫内の商品の配置場所がいい加減…

在庫管理と連動させながら、御社でも効果的な倉庫管理を実現してみませんか?

『SynCAS PSI Visualizer』の詳細資料

ご紹介した『SynCAS PSI Visualizer』の詳細な資料は下記よりダウンロードできます。可視化して在庫削減に成功した企業の事例などもございますので、ぜひお気軽にお申込みください。

SynCAS PSI Visualizer
  • 製品の特長などをまとめた製品紹介資料
  • 導入されたお客様の具体的な成功事例もご覧いただけます
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