在庫管理・需給調整の方法コラム
【 需要予測と在庫可視化で効果倍増!在庫削減の基本ノート 】【 価格や見積もりについてのお問い合わせ 】
発注担当者から上がってきた発注の承認を的確に短時間で判断するのは難しいです。過剰在庫や欠品をおこさないように発注をしなければならないので、発注根拠が曖昧だと「本当にこの発注量・タイミングでよいのか?」と不安を覚えます。
今回のコラムでは、この発注承認に焦点を当て、その不安を解消する方法をご紹介します。
発注承認の主な流れは下記のようなイメージです。
このような流れの場合、発注根拠がないため、発注承認者は不安を覚えながら承認し、全ての品目に対して的確な判断ができません。
そのため、発注担当者の経験やカンによって判断された発注量がほぼそのまま発注されるようになり、発注精度が発注担当者の経験やスキルの差に依存します。
発注承認者が畑違いの部門からの異動の場合は、さらに不安が増大します。発注担当者はベテランかもしれませんが、発注承認者には現場の経験がありません。そのベテランの発注担当者も人間ですからミスをしているかもしれません。
例えば、発注量算出システムのパラメータ設定ミスや発注量自体の修正ミスも考えられます。そういった人為的なミスを見抜く力も必要ですが、畑違いの場合はこれも困難です。
このような発注承認の不安を解消するのが、生販在調整・在庫可視化ソリューション『SynCAS PSI Visualizer』です。
SynCAS PSI Visualizerの可視化機能を活用することで、発注承認をより確実にかつスムーズにすることができます。
『SynCAS PSI Visualizer』のLocatorを活用することで、在庫の過不足が直感的にわかりやすくなります。
例えば次の図のLocatorを見てみましょう。
「平均販売実績×平均在庫数量」では販売が少ないのに在庫が多い品目群(過剰在庫)などがわかります。
「在庫回転率×平均在庫金額」では在庫金額削減の余地が大きい品目群(滞留在庫)がわかります。
「発注点×現在庫」では発注点を切っている品目群(欠品危険品)がわかります。
これらから発注基準を変更する必要がある品目や発注モレがありそうな品目を瞬時に見つけることができます。
発注しなくても良いのに発注している、発注しなければならないのに発注していないといったミスをこの機能で確認することができ、発注承認の不安を解消できます。
『SynCAS PSI Visualizer』を導入することで、根拠のある新しい発注承認フローを構築することができます。
発注担当者があらかじめ『SynCAS PSI Visualizer』でエビデンスとなる資料を作成し、それを添付して申請できるからです。
このフローなら発注承認者は、その資料を確認するだけで発注可否を判断できます。
『SynCAS PSI Visualizer』を導入することで、「新たなマネジメントツールとして活用」「発注承認者と担当者の意識変革」「在庫の過不足のチェック」の3つのメリットが生まれます。
『SynCAS PSI Visualizer』は担当者から申請されてきた発注の、単なるチェック用ツールではありません。
定期的に在庫の状況を確認し、過剰はもちろん、欠品の危険性のある問題在庫を発見できます。また、需要と在庫のバランスなどを見て、発注担当者の評価に使うこともできます。『SynCAS PSI Visualizer』はマネジメントツールとして活躍するのです。
発注承認者は『SynCAS PSI Visualizer』を与えられることで、不安を残したままの発注申請は認められないと確信します。
発注承認者のチェック精度が上がると、担当者の意識も変わらざるを得ません。「今までのようにいい加減な申請は許されない」と考えるようになります。在庫に対する意識そのものが変わります。
もし御社でも発注承認に不安がある場合は、『SynCAS PSI Visualizer』をうまく活用して発注承認の不安を解消しましょう。
第4回「発注リードタイムが不確実でも安全在庫数を計算する方法」
ご紹介した『SynCAS PSI Visualizer』の詳細な資料は下記よりダウンロードできます。可視化して在庫削減に成功した企業の事例などもございますので、ぜひお気軽にお申込みください。
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