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BIツール「Cognos Analytics」とは?機能や特徴、使い方などの基礎を徹底解説

BIツール「Cognos Analytics」とは?

BIツール「Cognos Analytics」はエンタープライズ用途に対応できるガバナンス機能とセルフサービスBI用途で必要な使いやすさを兼ね備えた統合BIプラットフォームです 。

BIツールとは?

ビジネス・インテリジェンス(BI)とは、データ準備、データ・マイニング、データ管理、データ可視化を実現するテクノロジーを示す包括的な用語です。ビジネス・インテリジェンスのツールとプロセスを使用すると、エンドユーザーが生データから実用的な情報を識別できるようになり、さまざまな業界にわたって組織内でのデータ主導の意思決定が促進されます。
BIツールは、情報に基づいたビジネス上の意思決定を行って市場での企業の地位を向上させるために、広く使用されています。

BIツール「Cognos Analytics」とは?

COGNOS(コグノス)は、1969年にカナダで設立されたBIツールのベンダーです。2008年にIBM社が買収し、現在は『IBM Cognos Analytics with watson(通称Cognos Analytics)』をリリースしました。Cognos AnalyticsはビジネスエリアをカバーするBA(ビジネス・アナリティクス)分野のリーディング・ブランドとしてさまざまな業界のトップ企業に数多く採用されています。

BIツール「Cognos Analytics」の主な機能

ナビゲーション

  • 直感的なマウス操作でレポートやダッシュボードへアクセスが簡単に行えます。
  • 横断検索ツールや履歴機能で見たいコンテンツにすぐアクセスできます。
  • 定期的にチェックしたいレポートに対して、プッシュ配信もできます。

レポート実行・閲覧

  • 検索結果やフォルダからレポート名をクリックするだけで、レポートやダッシュボードの実行が行えます。
  • レポート結果を閲覧者自身がカスタマイズすることができます。
  • 例えば、フィルタやソートを追加して見やすいレポートを自分用に保存できます。

手元ファイル分析

  • Excelファイル等、手元にあるファイルをアップロードして、活用することができます。
  • データをドラック&ドロップ等の簡単な操作で可視化できます。
  • コグニティブ機能によりユーザーの意図を察して、グラフの種類等、最適なデータの見せ方をツールが提案します。

レポート作成

  • 直感的なマウス操作で多彩なレポートを描画できます。
  • ダッシュボードからExcel帳票並みの定型帳票まで幅広く対応できます。
  • プルダウンリストやチェックボックスを駆使した情報照会画面などの作成もできます。

レポート活用

  • 容易な操作でわかりやすいダッシュボードを作成できます。
  • グラフを自在に組み合わせ、クリック操作で関連情報へジャンプさせる等、様々な情報を連携させて活用できます。

BIツール「Cognos Analytics」でできること

ETLジョブを減らして運用負荷を軽減

Cognos Analyticsは、ETLジョブによるキューブ作成やデータ取り込みを必要とせず、DBを直接参照するため運用負荷が軽く、変化への対応も容易です。

DWHのデータを自動的にキャッシュ

Cognos Analyticsは、DWHにある多量のデータに対してインタラクティブな操作性を提供するために、サーバ内に展開されるインメモリのカラムナDBへ必要なデータを自動的にキャッシュします。この仕組みにより、セルフBIのユーザー操作に対しクイックなレスポンスを提供できます。
キャッシュなどは、自動で行われるため、設計や管理は不要です。

BIツール「Cognos Analytics」の特徴

特徴1「複数のデータを組み合わせられるセルフデータモデリング」

Cognos Analyticsでは、エンドユーザーが利用可能なWebでのセルフデータモデリングを提供しています。IT部門やパワーユーザーに頼らずとも、ユーザー自身でアクセスが許可されたデータベースや手元ファイルのデータを組み合わせることが出来ます。

特徴2「ユーザー独自視点で分析を試せる手元データ活用機能」

手元のエクセルやcsvファイルを取り込んで、利用者自身で簡単に可視化・分析することができます。IT部門に依存することなく、ユーザーの独自視点に基づく多彩な分析をサポートします。

特徴3「ガイド型で作成できる超簡単ダッシュボード」

コグニティブ機能によって、ユーザーがガイドを得るような流れで、簡単にダッシュボードを作成できます。例えば、データ項目をドラッグ&ドロップするだけで、最適な表示方法をCognos Analyticsが判断し、自動的に表やグラフやプロンプトで表示してくれます。

ダッシュボードやレポートをより簡単に作成

ポイント1

簡単な操作性

ポイント2

人口知能ガイド型のナビゲーション。データ項目をドラッグ&ドロップするだけで、表示の仕方をuniSQUARE BAが判断し、自動的に表やグラフやプロンプトで表示し分けてくれる。

ポイント3

人工知能が自動的に図表作成。キーワードを文字入力するだけで、データ群の中をサーチして、図表を人工知能が作ってくれる。

特徴4「企業レベルで安心して使える情報分析基盤としての強みはそのまま」

ミッションクリティカルなレポート・分析を提供するEnterprise BIです。堅牢なエンタープライズ・プラットフォームを使用した効率性の向上により、ほとんどのビジネス・インテリジェンスのニーズ(スケーラビリティー、ガバナンス、セキュリティー、パフォーマンスなど)を満たします。

BIツール「Cognos Analytics」の使い方

集計の仕方(セルフサービスBI機能)

Cognos Analyticsの非定型集計機能では、ドラッグ&ドロップの簡単な操作で様々な切り口でデータを集計することができます。
また、集計結果の共有やExcelダウンロードを簡単に行うことが可能です。


【 非定型集計の操作イメージ 】

集計の仕方(チームBI機能)

Cognos Analytics は、条件指定部分を含めて、画面のレイアウトや画面遷移の自由度・柔軟性に強みがあり、お客様のニーズに合わせた多様な画面レイアウトのBIアプリ画面を実現できます。
これにより、利用者にBIの操作を覚えていただくことなく、簡単にデータ抽出や集計・分析を実施いただけます。

【 お客様のニーズに合わせた多様な画面レイアウト例 - 抽出条件の指定も柔軟に構成可能 】

視覚化レポートの作り方(経営ダッシュボードの最適表現)

一般的なビジネスユーザは、ほとんど時間をかけずに情報を参照/把握することを必要としています。
経営ダッシュボードでは、情報過多にならぬように無駄な情報をそぎ落としたシンプルな表現での視覚化が重要です。
Cognos Analyticsのダッシュボード自動生成機能では、AIがデータを分析することで最適なレイアウトを提示してくれます。

【 最重要指標の現状にフォーカスしたダッシュボード画面例 】

視覚化レポートの作り方(帳票の最適表現)

Cognos Analyticsは0.1ミリ、ピクセル単位でレイアウトを調整することで、緻密なレイアウトをもつ帳票も視覚化することができます。
帳票をBI上で表現することで、より戦略的な情報にブラッシュアップすることが可能です。

【 帳票のBI化画面例 】

BIツール「Cognos Analytics」の導入方法とメリット・デメリット

Cognos Analyticsは、オンプレ/Iaas/コンテナ/SaaS何れの環境でも提供可能です。

SaaSで導入する時のメリット・デメリット

SaaS版(IBM Cognos Analytics on Cloud)ではオンプレミス版と比べて、初期投資のコストを抑えることができます。
利用状況に応じて、ユーザー数やリソース等のオプションを変更可能です。ユーザー数やご利用形態に応じて推奨の構成をご提案いたします。

【 SaaS利用 】IBM Cognos Analytics on Cloud

オンプレミスで導入するのメリット・デメリット

オンプレミス版ではシンプルな構成や多重化構成などお客様のご要望に合わせてカスタマイズして導入いただくことが可能です。
社内の既存システムとの連携・統合がしやすいこともオンプレミスのメリットです。

【 オンプレ利用 】IBM Cognos Analytics

BIツール「Cognos Analytics」のライセンス・価格体系

【 SaaS利用 】IBM Cognos Analytics on Cloud

初期費用
初期費用は不要です。
ランニング費用
ユーザー数に応じた年間サブスクリプションライセンスをご利用いただけます。

【 オンプレ利用 】IBM Cognos Analytics

初期費用
永久ライセンス、サブスクリプションライセンス、マンスリーライセンスをご利用いただけます。
また、ご利用形態に合わせてユーザー課金、サーバ課金の選択が可能です。
ランニング費用
アップグレード権、問い合わせ、不具合修正版(Hotsite)の要求権を含む保守ライセンスをご提供いたします。

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