IoT/AIによる工場の見える化コラム
2022年1月、「FA現場のプロが語る。IoTを設備稼働の可視化だけに留めない施策」と題して、スズデン株式会社様と共にオンラインセミナーを実施いたしました。「生産性向上」と「品質改善」につなげていく具体的な施策の事例と方法をご紹介したセミナーで、このページではセミナーの概要をご紹介しています。
「FA現場のプロが語る。IoTを設備稼働の可視化だけに留めない施策」というテーマで、設備稼働データの活用方法について事例を交えてご紹介しているセミナーです。セミナーでは、「生産性向上」と「品質改善」につなげていく具体的な施策の事例と方法をご紹介しました。
それでは、セミナーの概要について、下記にて簡単にご紹介します。
最初に、本セミナーと関連する2つのセミナーを振り返りしました。下記2つのセミナーを事前にご確認いただくことで、本セミナーの内容がより理解できるようになります。まずは下記のセミナーに関するコラムを事前にご確認ください。
次に、データの活用方法について、目的別に2つの活用方法をご紹介しています。最初のデータ活用方法は、生産性向上を目的とした設備稼働データの活用方法です。今回のセミナーでは、事例を交えながら、下記のような内容を詳しく解説しました。
過去の関連セミナーでもご紹介した事例をベースに解説しました。ご紹介した事例では、設備Aで可動率が60%、待機時間は日に三時間、ドカ停が三十分、発生していました。つまり、待機時間が半減すれば、可動率は80%になるということまでは分かっている事例です。
しかし、可動率の低下だけでは、なかなか全ての指標を見ることはできず、可動率の改善につながりません。
そこで、この事例では、非稼働の具体的な内訳である「指図」「品目」「工程の実績」の3つのデータを収集・可視化できるようにしました。
その結果、30%程度の効率化を実現しています。
2つ目のデータ活用方法は、品質改善を目的とした設備稼働データの活用方法です。1つ目同様、事例を交えながら、下記のような内容を詳しく解説しました。
品質改善を目的とする場合、稼働状況・稼働データだけを見ていても、なかなか品質改善につなげることはできません。
そのため、稼働データ以外に「どんなデータを組み合わせて分析するか?」が重要になります。そこで、指図の実績データだけでなく、設備からの詳細なデータをPLC経由で、IoTゲートウェイを活用してデータを取得し、品質改善につなげた事例をご紹介しています。
電流値などのセンサーの値に加え、検索の時間や、振動をシーケンサ系で取得しました。これらの詳細なデータと機械学習によって構築した予兆検知のモデルを活用することで、品質改善を実現しています。
稼働率や可動率の改善、工場の見える化、データ分析に関するおすすめの製品・ソリューションをご紹介しています。
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