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情報シスあるあるコラム Vol.04
プロダクト責任者編

デジタル化と業務効率化プラットフォーム「AppSQUARE」

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プロダクト責任者を悩ませるデザインレビューの問題

デザインレビュー(DR)は、製品の開発・製造フェーズごとに設計や品質、機能、法令への適合などを管理者や有識者がチェックし、次工程への進行の可否を審査・判断する会議です。高品質の製品を計画通り市場に投入するために重要な工程で、デザインレビューが不十分だと問題が起こることがあります。

まず発生しがちなのは、リードタイムを短縮できない問題です。製品の企画、設計、製作には時間がかかります。
その一方で、必要な製品をタイムリーに市場に投入するのが望ましいため、可能な限りリードタイムを短縮しなければなりません。
ところがデザインレビューが不十分だと、フェーズの移行に時間がかかるだけでなく、見逃されていた問題が試作や量産といった後工程になってから明らかになってしまい、大きな手戻りが生じてしまうことがあります。結果として出荷・リリースに遅延が発生し、タイムリーな市場投入ができなくなってしまうのです。

こうした問題は一度だけ起こるものではありません。効果的にデザインレビューを実施する仕組みがないと何度でも繰り返し発生してしまうため、プロダクト責任者は頭を抱えてしまいます。根本的に問題を解決しなければなりません。

さまざまな問題が起きてしまう原因

デザインレビューが不十分なことで起こるさまざまの問題。その原因はどこにあるのでしょうか。

まずは、デザインレビュー自体が効果的に実施されていないことが考えられます。必要な書類や資料がそろっているかの確認やボリュームのある資料に管理者が目す通すことに時間がかかってしまうと、本来もっとも重要な設計や品質などの検討に時間を割けなくなってしまうのです。
また、管理者が指摘した事項を、設計者が解決するのに時間がかかってしまうこともあります。特に、設計者が一人で抱え込んでいたり、失念したりしていることに気づかないと、問題が解決しないまま時間だけが過ぎていくことになりかねません。

設計者の習熟度やスキルによって、品質にバラツキが生じてしまうことも問題です。製品の質は土台となる設計によって大きく左右されます。
本来であれば、設計者全員の習熟度やスキルを高水準に押し上げていくのが理想的ではありますが、なかなか難しい面もあるのではないでしょうか。もちろん、人間の注意力によってこれらの原因を解決できないわけではありません。
ただ、プロダクト責任者だけでなく、製品に関わるメンバーはさまざまなタスクを抱えているため、どうしても仕事に“抜け”や“漏れ”が発生してしまうことがあります。そこで検討したいのが、デザインレビューを管理するツールの導入です。

DR管理ソリューションのメリット

「DR管理ソリューション」は、デザインレビューを仕組みから解決するためのツールです。
具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

手戻りの発生を防止ができる

デザインレビューを実施するには、各設計者が必要な資料を事前に作成しておく必要があります。
しかし、それぞれが多くの業務を抱えているため、資料の作成を失念してしまうことも少なくありません。

DR管理ソリューションは、過去の類似製品の開発時に必要だった資料の情報を蓄積しています。そのため、各設計者は、「どんな資料を」「いつごろまでに」作成しなければならないのかを把握できるので、失念することなく資料を用意できます。

効果的なレビューができる

デザインレビューの現場では、管理者がその場ではじめて資料を確認することがあります。そのため資料の確認に時間がかかるだけでなく、確認自体が不十分になってしまい、肝心の検討にかける時間がなくなってしまうことがあるのです。

DR管理ソリューションを活用すると、設計者が資料を作成してシステムに入力した時点で関係者に通知できます。これによって管理者や有識者は事前に資料を確認できるため、デザインレビューの現場は本来の目的である検討・審査の場として機能することになるのです。

指摘事項を“抜け”や“漏れ”なく解決ができる

デザインレビューで管理者や有識者から問題を指摘された設計者は、次回のレビューに向けて改善しなければなりません。ただ、設計者が一人で問題を抱え込み解決できていないことに管理者が気づかずにいると、それが原因で次のフェーズに進めなくなってしまうことがあります。

過去のデータを蓄積しているDR管理ソリューションを活用すれば、類似の問題と解決事例を参考にできるので、設計者が一人で悩むことはありません。また、指摘事項の進捗状況を管理者が把握できるため、問題の解決に向けたコミュニケーションを取ることができます。

設計者の熟練度による品質のバラツキを抑えられる

DR管理ソリューションには、過去の類似製品の設計データやノウハウも蓄積しているので、設計者のスキルや習熟度によって品質にバラツキが生じるリスクを軽減できます。

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