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日立ソリューションズ東日本

ニュースリリース2012年

2012年11月1日
株式会社 日立東日本ソリューションズ

日立東日本ソリューションズ、プロジェクト管理システム『SynViz/PJ』に
EVM機能を追加した新バージョン1.10をリリース
~『コストの見える化』により、プロジェクトのリスク管理を強化~

 株式会社 日立東日本ソリューションズ(本社:宮城県仙台市 取締役社長:森 悦郎)は、プロジェクトの『見える化』をWebベースで実現する『プロジェクト管理システムSynViz/PJ(シンビズ/ピージェー) 』に『EVM(Earned Value Management:アーンド・バリュー・マネジメント)機能』をオプション機能として追加した最新バージョン『SynViz/PJ Ver.1.10』の提供を開始致しました。

 製品の設計・開発やシステム開発などのプロジェクトにおいては、『プロジェクト全体の進捗、およびスケジュール変更や問題点をいかに適切に把握・コントロールするか』が重要です。プロジェクトが大規模化すればする程、管理すべき工程や成果物が膨大となりコントロールが難しくなります。SynViz/PJを導入し、膨大な工程表や関連する成果物をWeb環境で一元管理することにより、納期遅延やコスト増加などを未然に防ぐことができます。

 今回のVer1.10では、『EVM機能』を追加することで、『コストの見える化』の強化を図りました。また、クライアントブラウザ(Windows7上のWindows Internet Explorer 9への対応)など、プラットフォームの拡充を図りました。

 EVMは、進捗状況を金銭的価値におきかえ定量的に進捗管理を実施する手法です。SynViz/PJのEVM機能では、『集計日時点までに実際にかかったコスト』『プロジェクト総予算』『コスト差異』などを可視化することにより、コスト面での進捗も測定することが可能になります。
『進捗状況の見える化』に加え、『コストの見える化』の機能を追加したことで、成果物などの進捗とコストの両面からプロジェクト状況をきめ細やかに把握することができます。さらに、『納期遅延』や『予算超過』等のリスクの検知にもつながるため、問題の早期発見と迅速な対応が可能になり、プロジェクトマネージャーにとって有効なリスク管理のツールとなります。

 SynViz/PJは、今後もお客様のニーズにお応えし、『機能拡充』『ユーザビリティの向上』『多言語対応』など、設計・開発プロセスにおける工程管理に有用な機能のエンハンスを図ってまいります。

EVM機能について

(1)EVM機能を追加しコストの見える化を実現

 SynViz/PJのEVM機能では、コストやスケジュールを金銭的価値に置き換え、定量的に進捗状況を把握・評価します。 BAC (プロジェクト総予算)という評価基準を基に、EVMの基本となる3つの値である『PV(工数予定値)』『EV(出来高)』『AC(実コスト)』を使用して、コストの超過やスケジュールの遅延を視覚的に分析します。これにより、納期遅延や予算超過といったリスクの検知が可能になります。

EVMグラフ画面例
EVMグラフ画面例

(2)主なEVM指標

指標

名称

概要

PV

Planned Value:予定値

計画時の各作業に割り当てられた工数予定値

EV

Earned Value:出来高

PVをベースラインとした集計日時点の進捗実績

AC

Actual Cost:コスト

集計日時点までに実際にかかったコスト(工数)

BAC

Budget At Completion:
プロジェクト総予算

プロジェクト完了までに割り当てられた工数予定値の総合計

EAC

Estimate At Completion:
完了時コスト予測

現時点で見積もったプロジェクト完了時の総コストの予測値

SV

Schedule Variance:
スケジュール差異

各作業のスケジュール面から見た差異

CV

Cost Variance:コスト差異

各作業のコスト(工数)面から見た差異

SPI

Schedule Performance Index:
スケジュール効率指数

各作業のスケジュール面から見た効率

SynViz/PJについて

SynVizシリーズは、主に設計・開発プロセスにおける工程・進捗・成果物をWeb環境においてで共有、・一元管理が可能なプロジェクト管理システムです。SynViz/PJの導入により以下のような問題を解決します。

  • 情報が一元管理されていないため、進捗状況は担当者に直接聞かないとわからない
  • 関係するプロジェクトのドキュメントがどこにあるのかわからない
  • 成果や工数の予実比較ができない
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