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日立ソリューションズ東日本

製品比較

RPAツール「Automation Anywhere Automation 360」

RPAツール「Automation Anywhere Automation 360」と他の製品比較

Automation Anywhere Automation 360の概要を下記表にまとめます。

Automation Anywhere Automation 360の概要

開発方式

フローチャート型
スクリプト型

ロボット起動トリガー

多彩(フォルダ監視等)

プラットフォーム

オンプレ/クラウド
WEBベースの開発・実行

業務適用範囲

小~大規模

運用統制機能

充実+関連製品有

ロボット生産性

◎良い
部品群やPKG豊富

ロボット保守性

良い

日本語対応

すべてサポート済

標準価格

サーバ型最小構成はAutomation 360が一番安価

RPA製品比較表説明

上記の比較表では、「開発方式、ロボット起動トリガー、プラットフォーム、業務適用範囲、運用統制機能、
ロボット生産性、ロボット保守性、日本語対応、標準価格」の9つで比較しています。
各項目の概要やなぜこの項目がRPA比較時に重要なのかなど、各項目の詳細についてご紹介します。

項目

項目の概要・なぜ重要か?など

開発方式

一般にRPAにおけるロボット開発スタイルは、フローチャート方式(ワークフロー方式)か、スクリプト方式(リスト方式)のいずれかになります。どちらも、いわゆるノンコーディングスタイルの開発方式です(※)。
(※CやJAVAなどの開発言語を覚えてソースコードを書く必要がなく、既に詳細な指示が組み込まれた部品/コマンドを組み合わせることで、目的の機能/ロボットを開発できることをノンコーディングと呼びます)
両者の違いとして、主に以下のような点が挙げられます。

・フローチャート方式は、初心者にとっては直感的に開発/学習が容易である、というメリットがあります。ただし、ロボット内の処理が多くなってきたり、開発者がなれてくると、開発/メンテナンス共に煩雑になって扱いづらい、という難点があります。
・スクリプト方式は、開発したロボット自体の視認性がよく、開発/メンテナンス時や、他人の作成したロボットを理解する際に、本方式の方が効率的に作業を行える、というメリットがあります。その一方で、まったくの初心者が学習を始める際には、直感的に理解しづらいという難点があります。

Automation 360は、この2つの開発方式の良い部分を採用しており、いつでも簡単な操作のみで表示方式を変更できるため、初心者からベテランまで、幅広いニーズにこたえられる開発方式になっております。

ロボット起動トリガー

一般にRPAにおけるロボット起動トリガ—(ロボットの実行方法)は、主に以下の2点です。

・手動実行方式
 →人間がPCの前にいて、ロボットを直接、実行する。廉価版のRPA製品における実行方式はおおむねこれに該当します。
・スケジュール実行
 →サーバにあらかじめ登録されたスケジュール(実行計画)にそって、指定された時間になり次第、ロボットを自動的に実行する。

上記の方式だけでも大抵のことはできますが、もう少しきめ細やかな実行方式を実現したいと考えた場合には物足りなさがでます。

例えば『基幹システムのバッチ処理が終わりデータファイルが出力されたタイミングで自動的に実行したい』、『特定のタイトルのメールを受信したときだけ実行したい』等、これらを実現するためには、これまで、ロボット自体のつくりを工夫してなんとか仕立て上げるか、自らバッチやパワーシェルを開発するなど、追加の開発作業を要求されてきました。
そこで、Automation 360では、第3の実行方式として、以下の方式を予め用意し、運用にかかる開発工数と手間を大幅に削減することを支援しています。

・トリガー方式
 →Windows上で発生する何らかのイベントをきっかけにロボットを実行する
  例:『特定の共有フォルダを監視し、データファイルが格納されたら都度ロボットを起動』
  例:『メールフォルダを監視し、特定のタイトルのメールを受信したら都度ロボットを起動』
  例:『プロセス/サービスの監視を行い、ダウンしたのを検知して起動』

プラットフォーム

RPAの高度活用/全社展開を推進しようとした場合、サーバ機能を保有することが必須となってまいります。
ただし、サーバ機能を構築するうえで、プラットフォームがオンプレミスでも構築可能か、またはクラウドでの提供が可能か、お客様のご要望に応じてどちらも選択可能であることが一つの重要な要件であると考えます。
Automation 360は、デリバリースタイルとして、Webベースのクラウドモデルを念頭に開発されており、同時にまったく同じスタイルで、オンプレミスモデルでのご提供を行うことも可能です。
また、更に、Automation 360はWebベースのクラウドモデルを前提としていることから、クラウド/オンプレミスのいずれの場合であっても、開発クライアントの開発画面は、ChromeやIEといったWebブラウザ上でのご提供を前提としております。これにより、開発クライアントの構築にかかる作業時間そのものを削減するばかりではなく、開発クライアントのバックアップ/保守といった運用的な負担/コストを削減することが可能になります。

業務適用範囲

RPA製品の備える機能/コマンドや、適用可能な業務アプリやデータ種別などの幅広さは、そのまま、導入後の業務自動化適用範囲の広さに直結します。
一般に、どの様な価格帯のRPA製品でも、小規模な適用範囲、例えばExcel上のデータの操作を行う、といったレベルであれば、標準的に用意されているケースが多いです。その一方で、より高度で複雑な処理、例えば複数の業務システムやWebサイト、あるいはCRMやDBなどのデータを直接取り扱うような中~大規模な業務となってきますと、そもそもRPA製品自体が対応していないなどの場合、せっかく自動化のアイデアはあっても、実現できない、ということになりかねません。
Automation 360では、豊富なコマンド郡と、ロボットやパッケージの販売サイトであるBotStoreなどを通じて、全世界のユーザーの豊富な知見に逐次アクセスしながら、非常に広範囲の業務自動化/適用を実現可能とします。

運用統制機能

RPAを真に活用し、全社適用して効果を出すとなった場合、必ず運用統制機能を具備したサーバ機能の導入・活用が必須となります。
これは、効率的な運用の実現というほかに、いわゆる野良ロボット問題への対処や、業種によっては監査のためのログ機能、そしてロボット自体の活用状態の把握/分析のためデータ蓄積・収集機能などが求められます。
Automation 360では、およそ、一般的にRPAの運用統制に必要とされる機能をすべて、標準機能として用意しています。

ロボット生産性

RPAにより業務を自動化する際、『ロボットの開発しやすさ(生産性)』は、費用対効果に対する大きなポイントになります。初心者にとっては学習のしやすさが大きく影響しますし、慣れてきてロボットの量産フェーズに入った際には、ロボットのテストや、過去のロボット・部品の再利用のしやすさなどが影響してきます。
Automation 360では、初心者向けの機能(ワークフロースタイルの開発ビューやステップ バイ ステップ方式のチュートリアルなど)のほか、開発者向けのデバッグ機能や部品の呼び出し機能なども充実しております。

ロボット保守性

RPAによるロボット開発後、業務手順自体の変更によるメンテナンスや、ロボットごとの利用頻度の分析など、保守作業を行うための手順が必要になる局面があります。
この保守作業を支援/促進するための機能がどの程度充実しているかが、実際にロボットを運用/活用していくフェーズにおいて、大事なポイントになります。

日本語対応

RPA製品そのものの日本語化対応や、公式資料/Webサイトが日本語化対応されているか、またはユーザー同士の交流サイトが日本語でも提供されており利用が可能かという点が、ロボットの開発/利用促進においても重要なウェイトを占めます。
Automation 360は、公式資料/Webサイトや、eラーニング、ユーザー交流フォーラムなども日本語に対応しております。

標準価格

RPAの価格比較を行う場合、とかく、評価されがちなのは『開発ライセンスと実行ライセンス1台ずつの最低限構成での価格比較』ですが、これは大きな落とし穴になりかねません。
実際に、RPAの導入評価が終わり、いざ本番活用を目指してサーバや周辺ソリューションを追加しようとしたり、開発/実行ライセンスを追加しようとしたりすると、その時点で、他のRPA製品と比べて大幅な投資額が必要になるケースがあります。
価格比較を行う際には、最低限の価格比較も大事ですが、そもそも『RPA導入に成功して全社展開する時点での投資額はどうなるか』といった観点を見据えて評価いただくことも大事なポイントになります。

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