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Hitachi

日立ソリューションズ東日本

株式会社日立システムズ 様

工程管理・プロジェクト管理業務を効率化する
プロジェクト管理システム「SynViz S2」 

■ お客様インタビュー メニュー

株式会社日立システムズ 様

現在、企業内のほとんどの業務はプロジェクト単位で行われている。プロジェクトの成果や品質が、そのまま企業の実績や評価に直結する。このため、多くの企業がプロジェクト管理の品質向上に取り組むようになった。だが、いまだ進捗管理があいまいだったり、原価がブラックボックスになっていたり、個人のスキルに依存しているのが現状だ。そんな中、プロジェクトの「標準化」「見える化」「共有化」を目指して、日立システムズ(導入当時:日立電子サービス株式会社、以下、日立システムズ)様が導入したのが、日立ソリューションズ東日本の「SynViz」であった。

充実した管理機能はもちろん、優れた操作性と視覚性のガントチャート表示機能を持ち、さらにWebベースで全メンバーが情報を共有できるため、規模も業種も問わず極めて幅広いプロジェクトに対応できることで定評のあるソリューションだ。また、ドキュメント管理システム「SynViz/DM」とシームレスに連携できるため、工程で作成される成果物を効率的に管理・活用することができる。プロジェクト管理システムとドキュメント管理システムを連携できるのは、SynVizシリーズの最大の強みとなっている。

工程管理表・プロジェクト管理「SynViz S2」導入の6つのポイント

  • 事業の拡大に当たって、プロジェクト管理の品質向上が課題に
  • 「SynViz」シリーズのプロジェクト管理とドキュメント管理を組み合わせて採用
  • 決め手はWebベースであること、高度なドキュメント管理機能を装備していること
  • 個人に依存していたプロジェクト管理の「標準化」を目指す
  • 納期遅れをなくすための進捗状況の「見える化」を実現する
  • 先手の管理を実現するため、プロジェクト情報の「共有化」を可能にする

工程管理表・プロジェクト管理「SynViz S2」導入の4つの効果

  • 目指していた「標準化」「見える化」「共有化」を実現
  • メンバーの負荷の軽減と品質への意識向上
  • プロジェクトリーダーの負荷軽減と管理作業の確実な遂行
  • 高品質な作業によるお客様満足度の向上

プロジェクト管理SynViz導入事例日立システムズ石原様
サービス事業本部 技術開発本部
サービスインフラ開発部 第1グループ チーフエンジニア 石原 弘行 氏

情報システムの全ライフサイクルをワンストップで提供

「日立システムズ」といえば、日本を代表する運用保守会社であり、その高い技術力と品質は幅広く知られている。現在ではサービス範囲も大きく拡大。ICTシステムにおけるライフサイクルである、企画、設計・構築・導入から運用・保守、廃棄・消去まで、すべてをワンストップで提供する「統合サポートサービス&ソリューション会社」へと進化している。
例えばクラウドの可能性にいち早く着目し、国内5カ所の自社データセンター「LCSセンタ(ライフサイクルソリューションセンタ)」からお客様にサービスを提供。ここでも運用保守技術の強みを活かして、高可用性のサービスを安心して利用できる体制を構築している。
同社はお客様満足度の高さでも極めて高い評価を得ており、日経コンピュータ 2010年8月18日号 第15回顧客満足度調査「システム運用関連サービス部門(情報サービス会社)」において第1位を獲得した。

工程管理表・プロジェクト管理「SynViz S2」導入前の課題は「プロジェクト管理」

プロジェクト管理SynViz S2導入事例日立システムズ石原様

同社の進化し続けるビジネスモデルを支えるシステムの1つが、「SynViz」シリーズを活用した、全社プロジェクト管理システムだ。その構築背景を、同社 サービスインフラ開発部 第1グループ チーフエンジニア 石原 弘行氏は次のように語る。

--「業務内容が、運用保守からソリューションへと拡大して、プロジェクト単位での作業が多くなりました。ところが、その管理に弊社のエンジニアはあまり慣れておらず、これが大きな課題となって浮かび上がってきたのです」

従来の運用保守であれば、システムが安定稼働していればなんの問題もなかった。突発的な事故が発生したら、駆けつけて対処すればよい。
だが、システム構築全般を請け負うようになると、個々の業務ごとに綿密な工程管理をする必要性が、従来以上に重要視されるようになった。工程管理、品質管理、原価管理、要員管理、ドキュメント管理…などが2000年前後から課題となってきたのだ。
そこで同社は他社ソリューションを使った工程管理システムを完成させたが、お客様からの期待に応えることは難しかった。医療機器である以上、管理責任の所在をあいまいにすることなく、徹底した管理が不可欠である。

--「工程管理だけを標準化できても、他は部門や担当者ごとのノウハウや個々のツールに頼っていました。このままでは赤字プロジェクトの発生、あるいはお客様からの信頼失落などの危険性が考えられました」と、当時の懸念を石原氏は語る。

そこで、2005年ごろから現状の課題を分析し、次の5項目の解決策を洗い出した。

規格に基づくプロセスの順守
プロジェクトをパターン化し、規格を設けると同時に、それらが確実に守られること
検査実施状況の確実な管理
検査部門に確実に検査を依頼するための仕組みづくり
納期遅延の防止強化
各工程で進捗状況が遅れそうな案件または遅れている案件を、一覧できること
工程計画と進捗状況の管理工数低減
現場担当者の負荷を増やすことなく、工程計画作成と進捗状況が把握できること
異なる組織間での情報共有
ノウハウ共有のため、類似事例をパターン化して流用できること

Webベースとドキュメント管理機能から「SynViz」を採用

プロジェクト管理SynViz S2導入事例日立システムズ石原様

課題の洗い出しと同時に、これらを解決できるソリューションを探していった。そして、いくつかの候補から選ばれたのが、日立ソリューションズ東日本の提供する「SynViz」であった。正確には「SynViz」シリーズのプロジェクト管理システムとドキュメント管理システム(SynViz/DM)の組み合わせである。

--「Webベースであること、ドキュメント管理機能に優れていること、この2つが大きな選定の理由でした」と石原氏は振り返る。

Webベースであるため、クライアントへのインストールが不要であり、ネットワーク経由での入力や情報共有が容易だ。ドキュメント管理システムと融合させることで、ドキュメントの一元管理と共有が可能となる。
「SynViz」の採用が決定し、システム構築の基本方針を「プロジェクト(設計)計画の標準化」「進捗状況の見える化」「プロジェクト情報の共有化」と定めた。2006年下期から要件定義に入り、2008年4月からカットオーバー。

--「構築はスムーズにいきました。扱いやすいシステムだったと思います」と、石原氏は語る。

多彩なサブシステムと連携

完成したシステムの最大の特長は、多彩な既存システムと柔軟に連携されていること。

--「例えば受注システムと連動することで、情報を再入力することなくプロジェクト登録が完了します。このように既存の情報を寄せ集め、現場担当者の負荷を大幅に軽減しています」と石原氏は説明する。

登録プロジェクトのひな形を作成しており、これを選択することで必要なドキュメントが分かるようになっている。日程表もマイルストーンが自動作成され、必要に応じて修正する仕組みだ。これも負荷軽減と正確な作業の支援となる。

--「ワークフローを利用することで、規格化された手順を間違いなく実行できるようにしました。これで、検査依頼の漏れなどをなくすことができます」(石原氏)

進捗状況も一覧でき、遅れる危険性のあるもの、またはすでに遅れている案件を確実にピックアップ可能だ。作業上で発生する膨大な量のドキュメントも一元管理し、効率的に共有できる。

--「受注から計画、設計、構築、検査、納品まで、一貫してスムーズに処理できるシステムに仕上げました」(石原氏)

利用者4000人の大規模システム

プロジェクト管理SynViz S2導入事例日立システムズ石原様

--「2008年4月から稼働し、関係する4000人、全員が使っています。弊社ではこれを使わなければ仕事が進まないようになっています」と、石原氏は強調する。

稼働してから2年半で登録案件は2万5000件、ドキュメント数は1万3000本にも及ぶ。
システムを使用するようになって、方針となっていた「標準化」「見える化」「共有化」は鮮やかに達成された。

--「明らかにサービス品質が向上しています。社員も品質向上に対する意識が根付きました。これらが、お客様満足度の向上につながっていると思います」と、石原氏は微笑む。

すでにシステムエンハンスとして、納品後の情報(納品物情報等)のトレースも視野に入っている。さらに、お客様がお持ちのプロジェクト情報との連携にも挑戦したいという。

--「社内のシステムとの連携はできていますので、これを拡大してお客様側のプロジェクト管理システムと接続したいと思います。これにより、お客様との情報共有や進捗管理などが、さらに効率的になります」(石原氏)

顧客満足度調査第1位を記録した日立システムズ様に高く評価され、認められた「SynViz」。
その役割と可能性が、大きく拡大しようとしている。

お客さまプロフィール

社名

株式会社日立システムズ

設立

1962年10月1日

本社

108-0073 東京都港区三田3-13-12(三田MTビル)

従業員数

11,325名 (2011年10月1日現在)

日立システムズ様は、お客さまICTシステムのライフサイクル(企画、設計・構築・導入から運用・保守、廃棄・消去)をワンストップでサポートする「統合サポートサービス&ソリューション会社」です。大企業から中堅中小規模の事業者まで、業種、地域、テーマに合わせて、お客さまに最適なソリューションを提案。設立以来、約半世紀にわたり実績のある運用・保守サービスを基軸に、システム・インテグレーション、パッケージ・ソリューションも提供。さらには、グローバル化するお客さまのビジネス展開へも対応します。

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