ページの本文へ

Hitachi

日立ソリューションズ東日本

一関市博物館

ごあんない

一関市博物館

一関市博物館は、昭和63年の博物館建設協議会の設置以来多年の準備期間を経て、本年10月10日に開館の運びとなりました。
一関を中心とした地域には、岩手県における弥生文化の指標となる谷起島(やぎしま)遺跡や、古代・中世期の平泉をひかえた骨寺(ほねてら)荘園などがあり、近世紀には一関藩の城下町がおおいに発達しました。特に近代以降は、岩手県南、宮城県北の政治・経済・教育等の中核として、特色ある文化を形成してきました。この間、多くの人材をも世に送り出してきたことは言うまでもありません。
このような歴史の歩みとその結果生み出された最も特色ある部分を、テーマにしぼって紹介しようとしたのが一関博物館であります。したがって当博物館は、地域に立脚した研究を基盤としながら、その成果を展示や教育活動に不断に反映させ、地域はもとより世界にも貢献できる博物館をめざして行きたいと考えております。

展示のご案内

常設展示

  1. 通史展示
    一関のあゆみ[過去から未来への展望]
  2. テーマの展示
    1. 舞草刀と刀剣[日本刀の源流・舞草刀]
    2. 玄沢と蘭学[蘭学者大槻玄沢の業績]
    3. 文彦と言海[本格的国語辞書の著者]
    4. 一関と和算[和算隆盛の地一関]

企画展示
調査研究の成果にもとづいた企画展示を定期的に開催し、博物館機能の充実を図ります。また、国指定文化財の公開も視野にいれた企画も考えていきます。

通史展示
北上川・磐井川の川辺に展開する縄文・弥生の人びとのくらし。中央の軍勢に反発しながら独自の文化を花開かせた古代蝦夷と平泉藤原氏。往時の姿を絵図と景観で現代に伝える中世荘園骨寺村、中世の支配者葛西氏。仙台藩の支藩、3万石の田村氏一関藩のもと、村や町が形成された現代につながる地域の姿があらわれてきた近世。明治維新後岩手県に編入され、地域のアイデンティティーを模索してきた近代。たびかさなる水害から懸命に立ち上がり発展を目ざしてきた現代。地域のあゆみをふりかえりつつ、視点は未来へとつながっていきます。

  • 原始の一関
  • 古代の一関
  • 中世の一関
  • 近世の一関
  • 近代の一関
  • 現代の一関

テーマ展示
玄沢と蘭学
大槻玄沢は蘭学者として、歴史に大きな足跡をしるしています。
蘭学とは、江戸時代の中頃(18世紀後半)、『解体新書』という解剖書の出版をきっかけとしてさかんになった、本格的な西洋研究のことです。
蘭学は、一関出身の大槻玄沢によって大きく飛躍・発展し、日本の近代科学の発達にはかり知れない影響をあたえました。大槻玄沢の業績と蘭学の世界を紹介します。

  • 郷師・建部清庵
  • 蘭学階梯
  • 芝蘭堂の世界
  • 蘭学の究明
  • 蘭学の展開

文彦と言海
明治になり、近代的な国づくりのために、国語の確立が強く求められました。それは、西洋の知識が入ってきたことや、実際の海外体験の結果でした。この難題に国語辞書編さんというかたちでとりくんだ人に大槻文彦がいます。彼は、辞書作りをとおして、試行錯誤をくりかえしながら国語の基礎を作り上げていきました。大槻文彦の生涯と業績を紹介します。

  • 大槻家の人々
  • 心のふるさと一関
  • 言海の誕生
  • 言海完成祝賀会
  • 言海以降の文彦の業績

一関と和算
江戸時代の日本では、外国の影響を受けずに数学が発達しました。漢字とかなを使って縦書きであらわす数学です。これを「和算」といいます。
一関周辺の神社やお寺をたずねると、幕末から昭和のはじめ頃までに奉納された算額を、今もみることができます。そこにあらわされた問題は、当時のこの地方の人びとが考えだしたものです。千葉胤秀をはじめとする一関の和算家たちの業績と和算の世界を紹介します。

  • 和算の歴史
  • くらしの中の算術
  • 算額の世界
  • 一関の和算家たち
  • 和算と遊ぶ

ご利用案内

開館時間
午前9時から午後5時まで(ただし、入館は午後4時30分まで)

休館日
毎週月曜日(祝日の場合は、翌日)
年末年始(12月29日~1月3日)
そのほか展示替えなどのため、臨時に休館することがあります。

観覧料

個人

団体(20名以上)

一般

300円

240円

高校・大学生

200円

160円

小・中学生

100円

80円

特別展・企画展の観覧料は、別に定めます。

交通案内

JR東北新幹線・在来線
一ノ関駅下車

岩手県交通バス
厳美渓線・瑞山線・須川線を利用
厳美渓バス停下車、徒歩5分

一関市博物館の地図

お問合せ先

一関市博物館
〒021-0101 岩手県一関市厳美町字沖野々215番地
TEL 0191-29-3180 FAX 0191-33-4006

<オフィシャルホームページ>
http://www.museum.city.ichinoseki.iwate.jp/

お問い合わせ・資料請求Inquiry / Request for materials

日立ソリューションズ東日本についてご質問など、お問い合わせはこちら。
お気軽にご相談ください。

TOP