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盛岡さんさ踊り

盛岡さんさ踊り

東北地方の夏まつりは、8月1日~3日に行われる盛岡の夜を彩る「盛岡さんさ踊り」で華やかに幕が開けられます。もともと藩政時代、盛岡城下に現れた悪鬼の退散を喜んだ人々が「さんささんさ」といって踊ったのが、この祭りの始まりと言われています。盛岡市の東顕寺の裏に三ッ石神社があります。ご神体は高さ3メートルもある三つの花崗岩です。昔このあたりに、羅刹(らせつ)という鬼がいて、たびたび出没しては里人に乱暴を働いていました。困った里人は三ッ石の神に願って鬼を捕らえてもらい、石に縛りつけました。
動けなくなった鬼は、とうとう泣き出し、二度とこの里には参りませんと詫びました。里人は約束のしるしに、手形を三ッ石におさせて鬼を逃がしてやりました。以来、鬼の手形のあとには、苔が生えなくなったと言われます。
その後、鬼も来なくなったので、このあたりを不来方(こずかた)と呼ぶようになり、岩手の地名も、鬼が岩におした手形からおこったと伝えられています。鬼の退散を喜んだ里人が、三ッ石を囲んで踊った踊りが、さんさ踊りの始まりと言われています。さんさ踊りは、昭和53年にそれまで地域ごとに伝わっていた振り付けを統一し「盛岡さんさ踊り」としてスタートしました。参加者は130団体、3万人にものぼり、その数日本一の5000個の太鼓が、メーンストリートを群舞し、ダイナミックな音とリズムが市内に鳴り響きます。パレードのほかに、県下さんさ踊りの競演会や、観客も自由に参加できる輪踊りも、賑やかに繰りひろげられます。

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写真は岩手県盛岡市提供。

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