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チャグチャグ馬コ

チャグチャグ馬コ

その名前からしていかにもみちのくの香り豊かなこの祭りは、約180年もの伝統を持つ岩手南部駒の山地にふさわしい馬の祭りです。毎年、6月の第2土曜日が当日で、人々のこの日、愛馬の日頃の苦労をねぎらい、安全を祈願するために、金糸銀糸、虹や紫の布で思い思いに着飾った愛馬を引いて参詣。帰路の途中、市内までの道のりを"チャグチャグ"と鈴を鳴らしながら行われる数十頭の馬の行列はまさに時代絵巻を思わせる光景。
岩手県地方は奈良時代の頃から馬の名産地として知られてきました。名馬としては、源義経が一ノ谷の険しい崖から平家の陣に駆け下った「うすずみ」、佐々木高綱が宇治川の激流をのりきって先陣をつとめた「いけづき」などが特に有名です。
馬たちは、江戸時代まで軍馬や騎馬として使われ、その後農耕用としても使われるようになり、家族同様の生き物として扱われ「南部曲り家」が生まれました。こうした馬との深いつながりが愛馬精神を育み、馬の守り神である岩手山麓の滝沢村「蒼前神社」が信仰の中心になり、端午の節句に蒼前神社にお参りするという風習が生まれました。寛政頃から、小荷駄装束を着て蒼前参りに行くようになったと伝えられ、これが「チャグチャグ馬コ」の原形で、現在では農民の素朴な愛馬精神と華やかな大名行列風俗がミックスされた行事になっています。
「チャグチャグ馬コ」の名は、胸がいや、尻がいに、たくさんの小鈴が付けられ歩くたびに「チャグチャグ」と美しい音色をたてることに由来しています。

[チャグチャグ馬コ]に掲載の記事の著作権は、岩手県滝沢村に帰属します。

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